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栄養

心理学でアプローチ がまんさせないスポーツ栄養指導法

著者:
笹竹英穂 著編集  杉島有希 著  伊良皆望美 著  村上太郎 著  桑原裕子 著  多田敬典 著  谷岡郁子 著 
  • 内容紹介
  • 目次
  • 追加情報

栄養素を重視しすぎるあまり食事の楽しさを奪い、食べることがストレスになるようなスポーツ栄養指導ではなく、アスリートの「気持ち」を理解し、ストレスのないスポーツ栄養指導をするための1冊。声掛け例やスポーツ栄養に関する俗説への回答、簡単レシピまで、データと心理学に基づくアプローチ方法を提案。

序章 がまんさせないスポーツ栄養はなぜ必要か

1 壮絶な食事との戦い
2 食事には多元的な意味が含まれている
3 アスリートならがまんすべきという考え方には無理がある
4 「意思が弱い」と責められるアスリート
5 食事は精神的疲労を回復させる場
6 現場の指導者が求め始めていること
【コラム】スポーツファーマシストのひとりごと
 ストレスと戦うアスリート

第1章 つらく苦しいスポーツ栄養と苛烈な指導

1 スポーツ栄養の指導にストレスを感じたか
2 スポーツ栄養の指導の何にストレスを感じたか
 1)レポートからうかがえるストレス
  満腹でも食べろ/お菓子は禁止/時間と労力が半端ない/家族にも迷惑をかけた/常に監視で逃げ場所がない/
  恐怖の体重測定/地獄の食トレ合宿/食生活の変化はつらい/専門家の話は難しい
 2)統計分析からみるストレスフルな指導
 ①食事制限のストレス/②食事の記録のストレス
3 スポーツ栄養のために調理する際、何にストレスを感じたか
 ①準備・調理に関するストレス/②食材の入手に関するストレス/③食事プランニングに関するストレス
4 ストレスだらけのスポーツ栄養

第2章 スポーツ栄養の指導の特徴と心がまえ

1 心理学的な観点から見たスポーツ栄養の特徴
 1)スポーツ栄養の実践が長続きしにくい理由
 2)アスリートはなぜがまんしてしまうのか
 3)アスリートが陥る悪循環
 4)スポーツ栄養の障害となる菓子類とジャンクフード
2 がまんさせないスポーツ栄養の指導の心がまえ
 1)日常性を反映させる
 2)アスリートの個別性に配慮する
 3)指導者とアスリートの共同関係の形成
 4)持続可能のためのフォローアップ
3 よく見受けられる指導の問題点
【コラム】スポーツファーマシストのひとりごと
 サプリメントの落とし穴

第3章 がまんさせないスポーツ栄養指導のためのチェックリスト

1 スポーツ指導者・栄養の専門家に共通したチェックリスト
  導入段階/指導の基本的な方針/取り組みを開始する際の注意点/フォローアップの際の注意点/
  食事のルール・目標/食事の回数やタイミング/食事の記録と報告/体重やインボディの計測/
  菓子類・ジャンクフード・炭酸飲料水/アプリの活用/寮や合宿での食事/保護者向けの取り組み/その他
2 栄養の専門家のためのチェックリスト
  指導の注意点/献立の提案について気をつけるべきこと
【コラム】スポーツファーマシストのひとりごと
 食品添加物は本当に悪者?コンビニ惣菜のメリットと安全性

第4章 ストレスを与えないスポーツ栄養アプローチ

1 継続できない食事改善は意味がない
 1)無理な食事制限や急激な食事内容の変更は逆効果
 2)信頼関係の構築と個人特性の把握が重要
2 アスリートとの信頼関係を構築しよう
 1)競技やコンディションに関連する問題や困難についてヒアリングしよう
 2)食事によって解決できる課題について説明しよう
 3)スポーツ栄養に対するマイナスイメージや誤解を解消しよう
 4)食事改善を実施する上での不安を解消しよう
3 食行動に影響するアスリートの特性を把握しよう
 1)食行動に影響する個人特性を調査・把握しよう
 2)個人特性に応じたアプローチ
 3)個人特性の調査シートを活用したアプローチ
4 ケースごとのアプローチ
 1)食スキル、食知識が低いアスリートへのアプローチ
 2)食事改善に主体的に取り組めないアスリートへのアプローチ
 3)好き嫌いが多いアスリートへのアプローチ
 4)食事改善のモチベーションが低下したアスリートへのアプローチ
 5)食事改善にかけられる費用が少ないアスリートへのアプローチ
 6)食事改善への家族の協力が得られないアスリートへのアプローチ

第5章 ストレスを感じさせない超簡単食事メニュー

1 コンビニで食品を選ぶ時の基本を理解しよう
2 料理ができなくても大丈夫!目的別コンビニ活用術
 1)増量:糖質とタンパク質が豊富な食材でエネルギーアップ!
 2)減量:低脂質の商品を活用した低カロリーメニュー!
 3)ケガの回復(ケガ予防):魚の油でケガをしにくい体づくりをサポート
 4)疲労回復(運動後30~60分):丼ものメニューで効率よく回復
 5)風邪予防:お弁当に副菜を1品プラス 不足しがちなビタミンを補おう
 6)試合食(当日):勝負の瞬間に向けて計画的に糖質チャージ!
 7)知っておくと役に立つ話その1:減量中でも罪悪感なく食べられる!スイーツの選び方
 8)知っておくと役に立つ話その2:家庭で作る超簡単な基本メニュー
【コラム】スポーツファーマシストのひとりごと
 食事の時間が勝敗を決める!アスリートに必要な時間栄養学の知識

第6章 スポーツ栄養にまつわるウソとホント

痩せれば早く走ることができる/痩せるためには白米を食べてはいけない/低糖質ダイエットは痩せる/白米を食べると太る/減量するためには油を摂取してはいけない/痩せるためには絶対にお菓子を食べてはいけない/痩せるためにはたんぱく質だけを摂れば良い/減量しながら運動すると太りやすい体にかわる/痩せるためには野菜だけを摂れば良い/野菜から食べると痩せる/野菜ジュースは野菜の代わりになる/たんぱく質は食べただけ筋肉に変わる/筋肉をつけるためには脂質は避けた方が良い/牛乳を飲めば飲むほど背が伸びる/スポーツドリンクは薄めて飲むのが良い/競技力を上げるためにはサプリメントが必要/運動種目によって食事内容は変えた方が良い/朝練の前には何かを食べた方が良い/練習後にはできるだけ早く食事を摂るのが良い/レモンの砂糖漬けは疲労を回復させてくれる/練習で帰るのが遅くなるから夕食は摂らない方が良い/試合の前に天ぷらや刺し身を食べてはいけない/試合と試合の間にはアミノ酸を優先して摂るのが良い
コラム 「スポーツファーマシストのひとりごと」 アスリートを守る!熱中症対策と水分補給のポイント

第7章 スポーツ栄養のしくみを理解する練習問題

1 減量と増量
2 エネルギー補給
3 筋肉の回復と増大
4 水分補給
5 栄養素の摂取
6 疲労回復
7 競技力向上
【コラム】スポーツファーマシストのひとりごと
 コーヒーで強くなる?カフェインのパフォーマンス効果と注意点

第8章 【事例】一流アスリートはどのようにスポーツ栄養を取り入れているか

1 日本選手権に出場するアスリート(男)
2 日本選手権に出場するアスリート(女)
3 オリンピック出場のアスリートが語るスポーツ栄養の実践

終章 至学館大学レスリング寮食四半世紀の試行錯誤

1 「なぜ筋肉がつかない?」
2 「調理隊」出動
3 目覚ましい効果
4 見えてきた課題(1)個人差
5 見えてきた課題(2)スポーツ栄養への忌避感
6 新しい課題としての心理的ストレス
7 完全管理神話の放棄とビュッフェの導入
8 リオの挑戦
9 持続可能性を求めて
10 科学の目と身体の声
11 提供側の持続性
12 「まとめ」に代えて
【コラム】スポーツファーマシストのひとりごと
 風邪薬も要注意!アスリートが知るべきドーピンクリスクと対策

参考文献
執筆者一覧/イラスト・写真提供

出版社:
大修館書店
判型:
46
ページ数:
224ページ
定価:
2,530円
(本体価格:
2,300円+税)
ISBN:
9784469269987
発売日:
2025年 1月 17日
読者対象:
初級 中級