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野外活動・アウトドア野外教育学の探究
- 著者:
- 土方圭 編集
- 内容紹介
- 目次
- 追加情報
野外教育に関連するテキストは、活動内容や指導法そして安全管理等の実践に関するノウハウに関するものが多く発行されています。他方で、それら実践の理論的な背景となりうる学術的内容の整理については、知見が十分に積み上げられているとはいえないのではないでしょうか。
本書はこの空白地帯に一石を投じ、学問分野としてのさらなる発展と認知を目指しています。具体的には、なぜ「野外」なのか、なぜ「自然」であり「体験」なのか、の論拠を提示しました。論拠を提示したことにより、たとえば、野外教育を実施する意義についての説明や、野外教育に関するさまざまな議論の端緒の提供が可能となります。また、自らの実践を振り返る機会としての活用いただけますし、野外教育学の講義における教科書としてもお薦めの1冊です。
1章 自然とかかわり合う野外教育−生態学的な野外教育学−
1.人間とは何か
2.自然を教育の中心に据える
3.野外教育を取り巻く現代的課題
4.温故知新−旧くて新しい野外教育へ−
2章 野外教育の歴史−過去,現在そして未来−
1.海外における野外教育史概略
2.国内の野外教育史
3.これからの野外教育学へ
3章 自然を源泉とする教育・学びの全体像を捉える
1.自然とひとの体験的関係から構想される野外教育学
2.野外教育の学問体系の構築
3.越境する学際領域としての野外教育学
4.野外教育学の全体構想への歩み
4章 野外教育における野外学−野外教育の基礎理論1−
1.野外とは何か
2.野外学を構成する要素
3.野外学を構成する具体例としての森林科学
4.野外学の核となる学問的前提とその周辺
5.人間にとっての野外の意義とは
5章 野外教育における教育学−野外教育の基礎理論2−
1.一般的な教育学
2.野外教育の特性に応じた教育学理論
6章 野外教育における科学と体験−野外教育の基礎理論3−
1.科学・科学技術とは
2.科学技術の発展
3.科学技術と身体
4.科学技術と自然観
5.野外教育における体験と科学技術
7章 源泉としての自然−野外教育のメタ理論1−
1.野外教育的環世界としての自然
2.時間という自然
3.生命という自然
4.野外教育の源泉としての自然
8章 野外で生き延びてきた人類−野外教育のメタ理論2−
1.人類の誕生,そして狩猟採集から農耕へ−森から離れる人類−
2.大地を耕す=文化(cultivate)の成立ち−森から離れた理由−
3.不確実な自然から安定した社会へ−自然から離れる人類−
4.野外で生き延びてきた人類の脳と身体
5.人類史から野外教育をみつめる
9章 野外教育学をささえる叡智−野外教育のメタ理論3−
1.哲学とは何か
2.自然環境のなかに存在している人間という考え方を
2.証明したダーウィン
3.ダーウィンの学説を発展させたプラグマティズム
4.生物の進化の過程に基づく人間の成長と教育
5.自然に対する美的感覚
6.自然保護の倫理観を支える思想
10章 ノルウェーとアメリカの野外教育−比較文化論的考察−
1.ノルウェーにおける野外教育
2.アメリカにおける野外教育
11章 動き:野外運動−理論と実践の往還に向けて1−
1.野外運動と新たな関心テーマ
2.自然環境下の動きの主体性
3.自然環境と動きの関係
4.自然環境における動きから生まれる創造性
5.野外と動き
12章 癒し:野外療法−理論と実践の往還に向けて2−
1.野外教育と野外療法
2.自然と身体性
3.野外療法における事例研究の意義
13章 場所:野外教育と場所−理論と実践の往還に向けて3−
1.場所とは
2.場所を意識する
3.場所に感応する野外教育
4.地域に根ざした野外教育
5.都会の野外教育
14章 野外教育学における研究とその展望
1.国内の研究動向と課題
2.海外の研究動向と課題
3.野外教育学における研究の展望
土方圭
明治大学法学部准教授
- 出版社:
- 杏林書院
- 判型:
- A5
- ページ数:
- 264ページ
- 定価:
- 3,080円
- (本体価格:
- 2,800円+税)
- ISBN:
- 9784764416024
- 発売日:
- 2024年 6月 21日
- 読者対象:
- 初級 中級 上級
